スウェーデン軍ツェルトバーンテント
スウェーデン軍払い下げのティピー(ワンポール)テント
青ベースの迷彩で一目見ると忘れない特徴的なカラーで私もお気に入りの幕である。
この幕はツェルトバーンと呼ばれる形で、三角形のポンチョを4枚繋げてワンポール型のテントになるものだ。
当時の軍人はこのテントに4人で寝ていたという事になるのでこれを1人で使うのはかなり贅沢だ。
1枚のサイズは二等辺三角形で底辺が240cmで残りの二辺が200cm。
4枚繋げると一辺240cmの四角錐になる。
重さは1枚1.1kg 4枚で約4.4kg
メリット
・設営が簡単。
・入口を跳ね上げればタープになる。
・テント内が広い。センターポールを二股化orパラコードで吊り上げ等で更に広くなる。
・ポンチョなので袖を通す穴があり、薪ストーブのインストールがしやすい。
・ボタンホールにランタンや小物を引っ掛けられる。
・他にはないカラーの迷彩で圧倒的なルックスだが内側はオフホワイトなので落ち着く。
デメリット
・重くて嵩張る。コットン生地の4.4kgはバックパックに入れるとかなりスペースを取られる。
対策:コンプレッションバッグで圧縮する。質量が多少変わる程度。重量は変わらないので手間の割に合わないかも。
・雨との相性が悪い。
対策:撥水剤やコーティング剤を塗布する。オススメはグリーンランドワックス。
・真冬だと寒い。入口が広く風が入りやすいのと三角形なので横からの風が上半身に当たりやすくなる為。
対策:跳ね上げの片方を繋ぎ、少しでも風の侵入を抑える。この張り方は焚き火の上昇気流をタープがキャッチして幕内がポカポカです。(変形跳ね上げ1.2参照)↓
使用した感想・まとめ
幕内はソロには十分なスペースで、コットや荷物・コンテナ類を置いても広々としている。
ポールは二股化して使う事が多いが、ワンポールの場合は東ドイツ軍ポール4本連結(約140cm)で対応している。
入り口を跳ね上げてタープにする事もできるが、ロープやポールが煩わしいのに加え、星空が見えないので最近はもっぱら横に流している。
裏地はオフホワイトで夜になると焚き火やライトを反射して非常に明るくなり、何処と無くリゾート感が漂ってしまうが、発色の良さ、設営の簡単さ、広い幕内には魅力を感じる幕である。
ツェルトバーンを持っていない方も然り、初心者から玄人までオススメできる軍幕である事は間違いない。
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